メアリー世良（赤井）の登場回を「アニメ・漫画・File番号」で紹介
メアリー世良（赤井）のの初登場回：赤い女の悲劇（アニメ754〜756話・漫画82〜83巻・File872–875）
重要度：
コナン達は世良真純に誘われて、山奥の貸別荘に来ていた。ここでは15年前に殺人事件があり、その犯人は「赤女」と呼ばれ恐れられている場所だった。その事件の3年後薄谷たちの同級生の聡子が底無し沼で遺体で発見され４人は聡子の遺体が発見された日に毎年別荘に集まっていたが、「赤」にまつわる奇妙な出来事が何度か起こっていた。そこで世良の兄に解決してもらおうと依頼し、その代理として女子高生探偵の世良が調べることになったのだ。
「赤」のキーワードが度々登場するこの回は、赤井ファミリーにとって重要な回。メアリー世良の存在が初めて明らかになります。世良のある情報から、コナンはある仮説を立てることに。この時はまだ、赤井ファミリーの全容は分からない時ですが、今後の流れを追っていく上で世良の初登場回は重要となるでしょう。
意外な結果の恋愛小説（アニメ759〜760話・漫画83巻・File867–868）
重要度：
コナンたちは世良が滞在するホテルで締切に追われ部屋に缶詰めにされた小説家の火浦と出会う。コナンたちが部屋にいると、下の階からベルボーイの叫び声が聞こえコナンたちが向かうと、バスローブ姿の火浦の助手・水無月の絞殺死体が。実は編集部には水無月への脅迫ＦＡＸが送られていた。現場を見たコナンと世良は、ある人物が犯人だと推理する。
姿は「赤の悲劇」にて公開されていますが、喋ったり動いたりするメアリー・世良が見られるのはこの回が初めてです。世良と2人でコナンについて話すシーンがありコナンのことはまだ信用するなと世良に忠告しています。また、自分のことを聞かれた時は「領域外の妹」と伝えるよう言いました。実際に世良はコナンにメアリー・世良のことを聞かれた時は「領域外の妹」だよと話しています。
太閤恋する名人戦（アニメ785〜786話・漫画85巻・File899–892）
重要度：
山梨県の時和ホテルで由美と約束した七冠王のため負けられない対局に挑んでいた秀吉に二日目の対局前ある封書が届く。中に入っていた誘拐された由美の写真と居場所を示す暗号を見た秀吉は、「長考」と宣言して会場を抜け出し、暗号から推理した神社を訪れる。そこで、パワースポット巡りをしていた少年探偵団と阿笠に遭遇し協力して暗号の解読することになった。この誘拐には秀吉の過去の対局が絡んでおり、犯人はあるものを用意して秀吉を待ち構えていた。
メアリー・世良の登場は最後のみで、一瞬の出演なので赤井ファミリーのことを知らないうちはよくわからないかもしれません。しかし、赤井ファミリーのことがわかってから見返すと太閤名人が七冠を達成したというニュースを見て上機嫌になっているメアリー・世良の理由がわかります。その後沖矢昴も「太閤名人七冠達成！」というネット記事を見ていて、赤井ファミリーは結構仲がいいことも伺えます。
真夏のプールに沈む謎（アニメ787〜788話・漫画85〜86巻・File903–905）
重要度：
世良と「領域外の妹」からホテルに呼び出されたコナンは、蘭と園子とホテルへ行くが、コナンだけと話したかった世良は予定変更しホテルのプールで遊ぶことにする。コナンたちはそこで園子の知り合いの大磯ファイナンスの社長秘書・左巻、社長の娘の永美、異母妹の浜香、ホテル支配人の豊島と知り合う。コナンたちが遊んでいると永美がネックレスを紛失しプールが閉鎖されてしまう。永美のワガママにあきれていたコナンたちだったが、しばらくすると彼女の死体が10分前まで何もなかったプールの中から、忽然と現れた。
世良が、コナンと「領域外の妹」であるメアリー・世良を会わせようとするも、コナンが1人で来なかったせいで予定を変更するという回です。みんなで遊びに行ったホテルのプールでも事件が起こってしまい、事件の最後には世良とメアリー・世良が話しているところを蘭が目撃しますが、結局メアリー・世良とコナンが会うことはありませんでした。
死ぬほど美味いラーメン2（アニメ827〜828話・88巻・File928–930）
重要度：
世良の行き付けと聞きコナンたちが着いたラーメン店は「死ぬほど美味い」から「マジで死ぬほどヤバイ」に変わったラーメン小倉だった。店には３人の常連客もいて、彼らが帰ると由美と苗子がやってくる。2人が一週間前近所で起きた強盗殺人の犯人をラーメン小倉に追い込んだ時店にいたのがさっきの３人だった。事件の被害者・頓田は、ラーメン小倉の客で３人とも面識があった。そして婦警コンビは被害宅の玄関先でホースをグルグル振り回す犯人を目撃していた。
ハンカチの刺繍から世良のことを「まりちゃん」と呼ぶラーメン小倉の店主・小倉。しかしコナンは世良が置き忘れていったハンカチの刺繍を見て「Mari」ではなく「Mary」であることに気づきます。事件の最後にその刺繍が本当はメアリーのことを指していることに気づき、「領域外の妹」の名がメアリーであることが判明します。そしてその「メアリー」という名前に聞き覚えがあるコナン。「どこかで会って名前を聞いたことがあるんだ…」と、さざ波シリーズへ続いていく大事な伏線回です。
探偵団はヤブの中（アニメ843〜844話・漫画89巻・File939–941）
重要度：
阿笠博士に連れられて、少年探偵団はデパートの高級レストランで食事後、阿笠博士の商品券で買う物を決めるために元太は７階、光彦は５階、歩美は４階、灰原は１階にそれぞれ向かう。コナンたちが少年探偵団を探していると、レストランの料理長・細越がナイフで刺される事件が発生。慌ててデパートから逃走を図る犯人を各フロアにいた少年探偵団が目撃していたが、それぞれの主張する犯人像はバラバラだった。
食事中、世良のことについて考えていたコナンはメアリー・世良が身近な誰かに似ていると気づきます。そしてこの事件の解決後、メイクが掠れ灰原の目元にマスカラが滲んでいるのを見て灰原とメアリー・世良が似ていることに気づきます。2人の間には何か血縁関係があるのでしょうか？2人が似ているという話は次のFileである「千葉の難事件」にも登場します。
霊魂探偵殺害事件（アニメ863-864話・漫画90巻・File 951-953）
重要度：
毛利小五郎の元に、霊魂探偵の堀田凱人と共演するテレビの依頼が入る。堀田は、迷宮入りした17年前の事件、羽田浩司の霊魂を呼び出して解決するという。依頼を受けた小五郎とコナンは、打ち合わせ場所へ向かうが、すでに堀田は殺害されていて…
ジンの登場はやや少なめですが、毛利小五郎を再び暗殺するのか？！と不安にさせる回です。今回の事件は、ラムと関わりある一件でしたが、ジンは関心がない様子で毛利小五郎の方が気になる…といった発言をしています。再び、ジンは小五郎の暗殺計画を企てるのか？この回ではわからないので、今後注目していきたいところです。ちなみに、この回でもジンの名言が生まれているのでぜひチェックしておきましょう。
さざ波の魔法使い（アニメ919-920・漫画92巻・File994-996）
重要度：
コナン（新一）が10年前を回想するストーリーです。10年前に蘭と海水浴場に来ていた新一は、赤井ファミリーと遭遇します。そんな中、海沿いの崖から車が落ちる事件が発生。まだFBIに入る前の赤井秀一を中心に、工藤新一、羽田秀吉、世良真純が事件の解決に向けて奔走します。
工藤新一と赤井ファミリーの接点を描いた重要回です。この回で描かれる10年前の出来事を機に、メアリーは務武のような強い口調で話すようになりました。また、メアリーは務武が亡くなったと考えているものの、遺体は発見されておらず、赤井秀一は生きていると信じているシーンも描かれています。務武や赤井ファミリーを追っていくうえで、欠かすことのできない重要回と言えるでしょう。
紅の修学旅行（アニメ927話〜928話・漫画94〜95巻・File 1000–1005）
重要度：
灰原から解毒剤をもらい、一時的に新一に戻ったコナンは、京都へ修学旅行にやって来る。そこで新一の母の有希子と知り合いの女優と出会い、暗号を解いてほしいと依頼される。暗号を受け取った直後、殺害事件が発生。修学旅行をサポートしていた平次と共に事件解決はできるのでしょうか。
メアリーの登場自体は多くありません。でも、世良の元に新一が登場したことによってコナンは解毒薬を持っていることが明確になり、世良真純はメアリーに報告することとなりました。その後、解毒薬を巡る攻防が行われていくこととなります。
代役・京極真（アニメ993〜995話・漫画96〜97巻・File1022–1026）
重要度：
暴漢役のスタントマンを本物と勘違いし気絶させてしまった京極。監督の富岡と助監督の尾取は代役に京極を起用することに。撮影には俳優の徳薗らも参加していたが、突如徳薗が廃校舎から転落死してしまう。一方コナンの正体を新一と疑う世良は、蘭とコナンに探りを入れていた。休憩にみんなでドリンクを飲むと今度はシェイクを飲んだ尾取が毒殺される。シェイクにもストローにも毒は見当たらないが、高木の一言でコナンはトリックを見抜く。
メアリー・世良は世良真純にAPTX4869の解毒剤を手に入れるよう指示していて、世良は蘭に「君の彼氏、妙な薬を飲んでいないか？」と解毒剤がないか確認しようとします。また、蘭たちに「コナン君の周りに子供にしては大人びている子がいるんじゃないか？」と尋ね、灰原のことを知り灰原にも興味を持つようになります。
骨董盆は隠せない（アニメ1018〜1019話・漫画97〜98巻・File1035–1038）
重要度：
阿笠博士は、伯父の別荘で年代物の小皿を発見し、鑑定家の西津に依頼した。一方、コナンは世良の灰原への追及を阻止するため沖矢昴を加えた５人で西津を訪れることにする。西津は、時価数千万円の椎黒盆を見せてくれることになっていたが、コナンたちが家に行くと槍で殺害されていた。そして遺体発見直後、西津に同じ鶴の柄が入った漆芸品の鑑定を依頼していたアリバイのない３人が現れた。
コナンがメアリーの正体に気づく回です。メアリーは「領域外の妹」で、領域外と妹をそれぞれ英訳すると"territory"と"sister"で、sisterからterを取るとSISとなり、イギリス情報局秘密情報部の略称となります。メアリー自身は多くは登場しませんが、世良が灰原やコナンの正体に迫ろうと探りを入れてくる部分も含めとても重要な場面が多く、見逃せません。
太閤名人の将棋盤（アニメ1033〜1035話・漫画98巻・File1043–1046）
重要度：
秀の浮気を疑う由美だったが、秀吉の行き先は棋士の勉強会だった。参加者と向かったマンションの１室には源田の死体と脚が２つ切り取られた将棋盤があった。失踪中だった錦戸も遺体で発見され、側には脚が１本切り取られた将棋盤が。この勉強会に元々参加していた４人のうちすでに自殺していた祥子の兄以外は脚が切り取られた将棋盤と共に遺体が発見されている。秀はコナンより先に真相を見抜き、犯人に自首を勧めるが拘束されてしまう。
メアリー・世良自身は登場しませんが、事件解決後無事保護された秀吉が彼女の由美に母親が会ってくれないことを気にしているのに対し兄の赤井秀一が「心配するな。母さんにはいずれ会える」と返してやるシーンがあります。本人は登場しませんが、赤井ファミリーがぞろぞろと出てくる豪華な回なのでぜひ観てみてください。特に赤井がコナンと協力し弟の危機に立ち向かうのがかっこいいです。
天罰くだる誕生パーティ（アニメ1045-1046・漫画98-99巻・File1047-1050）
重要度：
コナン、蘭、園子、世良真純は、パーティー出席していました。そこでは毒薬による事件が発生する。そんな中、世良真純はメアリー世良の指令を受けて、コナンからAPTX4869の解毒薬を盗もうとします。メアリーが世良真純と電話をする際中に思い出したのは、衝撃的な過去でした。
メアリー世良にとって、最重要回と言えるのがこの回です。メアリーは世良真純に指示を出し、コナンが持っているAPTX4869の解毒薬を奪おうとします。真純がなかなか奪えない中、メアリーは過去を回想。そこで回想したのは、幼児化するに至った衝撃の真相でした。メアリーの幼児化の真相を知ることが出来る、必ず見るべき回です。