黒の組織のジンの登場回を「アニメ・漫画・File番号」で紹介
ジンの初登場回:ジェットコースター殺人事件(アニメ1話・漫画1巻・File 1)
重要度:
記念すべき第1話!工藤新一と毛利蘭は、トロピカルランドへデートに出掛ける。すると、ジェットコースターで事件が発生。高校生探偵の工藤新一は見事に犯人を言い当てて事件が解決するが、同じジェットコースターには怪しい黒づくめの男2人も乗り合わせていた。その後、2人の男が怪しい取引をしているのを見かけた新一は、恐ろしい事態に巻き込まれてしまう。
工藤新一を幼児化させた張本人であるジンは、名探偵コナンの生みの親とも言えるでしょう。ジェットコースターで起きる事件の犯人ではないものの、あまりに怪しすぎる様子は必見です。現場に来た目暮警部達も、どうして野放しにしたのか…。第1話は何度かリメイクされており、見たことがある人も多いと思います。もし、まだ見ていない人がいたら、コナンの始まりでありジンの活躍する姿を見られる回でもあるので、必ず見るべき回と言えるでしょう。
奇妙な人捜し殺人事件(アニメ13話・漫画2巻・File 13-16)
重要度:
広田雅美が、失踪した父・健三を捜しており毛利探偵事務所に捜索を依頼。再会を果たすが、何か様子が変…後日依頼主は行方不明、健三は殺害されてしまいます。世間を騒がせている十億円強奪事件と、殺人事件が結びつく回です。
原作とアニメの結末が異なる珍しいストーリーです。原作では、事件の黒幕がジンとされ、黒の組織に関わっていた広田雅美(本名:宮野明美)を殺害。アニメでは、ジンの風貌によく似た沖田が黒幕となっており、警察に逮捕されます。後に重要な物語となるため、アニメでリメイクされており、ジンが黒幕として登場。広田雅美を殺害する悲しい事件へと繋がります。
新幹線大爆破事件(アニメ5話・漫画4巻・File 33-35)
重要度:
新幹線に乗ったコナンたち。偶然、車内で黒ずくめの男達と出会うが、黒の組織ではなかった。しかし、彼らを盗聴すると取引相手の黒いカバンに爆弾を仕掛けているという…爆発を阻止しようとコナンが奔走する回です。
ジンとウォッカによく似た男たちが登場しますが、全くの別人だったので一安心させられます。しかし、原作では似た人物ではなく、ジンとウォッカ本人が登場しており、コナンが2人のコードネームを知る重要なシーンとなっています。ほかにも、少年探偵団が同行していたり、キック力増強シューズが初登場したりとアニメ版と原作版の違いが楽しめる回です。
黒の組織から来た女 大学教授殺人事件(アニメ129話・漫画18-19巻・File 176-181)
重要度:
灰原哀は帝丹小学校に転校して来て早々、少年探偵団に勧誘される。すると、少年探偵団宛に兄を探して欲しいと依頼が。コナンは調べていくうちに、いなくなった兄は黒の組織に誘拐されたのでは…と疑うようになります。
このストーリーで、ジンをはじめ黒の組織が追っている灰原哀(シェリー)が初登場します。組織の秘密へと近づく重要回となっているので、必ず見ておきたいところです。ジンの登場シーンは、やや少なめでコナンの回想シーンとラスト場面のみ。ジンの愛車で、灰原を探っていることを話しており、今後灰原の前に立ちはだかることを示唆しています。また、警察に押収されてしまったフロッピーを、心配していたウォッカにネタバラシするシーンにも注目。ジンが、そこまで頭が切れるのかという事実に気づかされます。
黒の組織との再会(アニメ176-178話・漫画24巻・File 238-242)
重要度:
下校途中、偶然ジンの車を発見したコナンと灰原は、発信機と盗聴器を仕掛けます。会話の一部分を聞けたコナンたちですが、すぐにバレてしまい追跡を中止。しかし、盗聴した際に知った彼らの暗殺計画を阻止するため、危険と知りつつも杯戸シティホテルへ向かいます。
ジンは、灰原の夢の中でも残忍な様子。また、灰原や黒の組織の一員、ピスコを追いつめるシーンでも淡々とやり過ごしているので、冷酷な人物だと再認識させられます。印象的なところは数多くありますが、麻酔針を打たれた際、自我を保とうとして自分を傷つけるシーンには驚かされます。目的のためなら何でもやろうとする姿勢や、組織への忠誠心が感じられるでしょう。ちなみに、組織の幹部であるベルモットが、初登場する重要なストーリーでもあるの大注目な回です。
謎めいた乗客(アニメ230-231話・漫画29巻・File 287-289)
重要度:
スキー旅行に向かっていた少年探偵団と阿笠博士。偶然、バスジャックに巻き込まれてしまい、ピンチに立たされます。実は、乗客の中にはバスジャック犯の仲間がいて、コナンたちの動向を伝えているようです。
ジンは、ストーリーのメインである事件に関わっていませんが、冒頭のシーンで登場。ジンとウォッカが、外務省の人物と取引しており、組織がいかに大きくてヤバいのかが垣間見れます。ちなみにこの回では、ベルモットが再登場しており、ジンとベルモットの会話シーンも。その会話の中からも、ジンがシェリーを絶対に見つけ出すといった強い思いが感じられます。
黒の組織との接触(アニメ309-311話・漫画37-38巻・File 380-383)
重要度:
板倉の日記から、黒の組織の手がかりを掴んだコナン。詳しい情報を得ようと板倉の別荘へ行きますが、黒の組織から送られてきたメールが見れず、ここまでかと思われた…しかし、コナンはなんとかやり過ごし、黒の組織との取引場所へと向かう。
いつもセットのジンとウォッカですが、今回はウォッカが単独で行動しています。そのため、ジンの登場はラスト部分のみ。僅かな登場となりますが、鋭い洞察力によってコナンを追いつめていきます。ジンが、隠れている人物を探そうと、手当たり次第にコインロッカーを開けていくシーンはハラハラもの。思わず、コナンと一緒に息を潜めたくなるでしょう。この回では、黒の組織と対峙する重要なシーンのほか、板倉の日記によって黒の組織の目的が断片的にわかるストーリー。コナンファンなら、絶対にチェックしておきたい回です。
黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー(アニメ345話・漫画42巻・File 429-434)
重要度:
毛利探偵事務者と工藤新一宛に、季節外れのハロウィンパーティーの招待状が届きます。招待状とともに、江戸川コナン宛の手紙が同封されている+差出人がベルモットであることから、コナンは正体がバレていることに気がつく。パーティー会場へ乗り込みますが、コナンが新一の姿に!?ほかにも、主要メンバーの動向が気になる回です。
アニメでは、2時間半と映画のような見応えある回です。冒頭で、ジンとウォッカが新年の挨拶で登場するシーンがありますが、物語とのギャップに面白く感じるかも。今回のストーリーで焦点となるのは、ベルモット。ベルモットが新出に変装していたことや、過去のことが少し明らかになります。その中でも、見逃してはいけないのがジンがベルモットに疑いをかけていること。元々ジンとベルモットは、男女の関係にありそうでしたが、今回のストーリーではベルモットの怪しい動きを察し、ウォッカに偵察を命じています。また、ベルモットに工藤新一のことも尋ねており、何かを感じとっている雰囲気もあります。
ブラックインパクト! 組織の手が届く瞬間(アニメ425話・漫画48-49巻・File 499-504)
重要度:
テレビ番組にゲスト出演した毛利小五郎。沖野ヨーコから、アナウンサーの水無怜奈を紹介され、イタズラされている相談を受けます。無事解決するのですが、調査のときにつけた盗聴器と発信器が、水無の靴に偶然ついてしまいます。入ってくる音声を聞くと、黒の組織と彼女は繋がって…
アニメでは、2時間半のスペシャル版として放送され、10周年を迎えた記念すべき回となっています。この回では、ジンをはじめ黒の組織が濃く関わっており、新たな組織のメンバーも判明しています。新たに判明したメンバーは、水無玲奈(キール)、キャンディ、コルン。ジンは、今回初登場となったメンバーにさまざまな指示を出しており、リーダー的な存在感を出しています。また、ラストではジンが赤井に撃たれてしまい、ジンの頬に傷が。ジンファンにとって衝撃が走る回かもしれませんが、登場場面も多いので楽しめることでしょう。
黒の組織の影(アニメ462-465話・漫画53-54巻・File 550-555)
重要度:
毛利探偵事務所に、本堂瑛祐がやってくる。彼は、以前から怪しい動きをしており、第1の事件でも水無怜奈(キール)と関係があるのではと感じさせます。また、第2の事件でも、瑛祐は怜奈の居場所を知ろうと探りを入れていきます。
本堂瑛祐と水無怜奈(キール)に焦点を合わせた回です。ジンの登場も複数回あって、怜奈に関しての過去をウォッカたちに語っています。中でも、キールがジンたちと組むきっかけになった事件を話す場面では、キールが過去に射殺した人物を思い出します。その名は、本堂といい本堂瑛祐との関係は?!と気になる謎を残していきます。
赤と黒のクラッシュ(アニメ491-504話・漫画56-59巻・File 585-609)
重要度:
黒の組織とFBIが対決する長編シリーズです。シリーズの前半では、怜奈と本堂瑛祐の関係性について焦点が当てられており、後半へと繋がる伏線を張っていきます。シリーズの後半では、黒の組織が怜奈を奪還するところから赤井の衝撃的なラストまでが描かれています。
コナンを語るうえで、最も重要なシリーズと言っても過言ではありません。このシリーズでは、FBIの主要メンバーや、黒の組織がたっぷり登場しており見応え十分です。ジンは、いつも通り鋭い観察力と洞察力を発揮しており、FBIとの対決に挑む姿が描かれています。怜奈を奪還する際は、まさかこれも?!と、思うような大掛かりな計画を用いており圧巻されます。このまま平穏な日常に戻るのかと思いきや、終わらないのがジン。冷酷な命令を下し、来葉峠での衝撃なラストを作り出します。この回では、後の伏線に大きく繋がるものがあるので、一瞬も見逃さないようにしましょう。
危機呼ぶ赤い前兆(アニメ578-581話・漫画67巻・File 699-704)
重要度:
ある謎を解いてほしいと毛利小五郎事務所に、依頼人不明の依頼が入る。指定場所である米花百貨店へ向かうと、そこには爆弾を体に巻きつけた男性がいて、コナンたちは軟禁状態に。コナンたちは無事解決できるのか…また、赤井秀一に似た男の正体とは…?!
この回で、黒の組織内で赤井秀一が生きているかもしれないという疑惑が広まります。ジンが怜奈を呼び出し、やりとりしているシーンは緊迫していて見応え十分。また、いくつかあるジンの名言も、ここの会話からうまれているのでぜひ見ておきたい回です。ほかにも、ジン以外の主要メンバーに、さまざまな伏線が張られていくのでチェックしておきましょう。
漆黒の特急[ミステリートレイン](アニメ701-704話・漫画78巻・File 818-824)
重要度:
ミステリートレイン、ベルツリー急行のイベントに、少年探偵団と毛利小五郎、蘭、世良、園子が参加。この列車では、推理クイズを解くゲームが用意されていたが、車内で殺人事件が起きてしまう。また、同時に灰原は黒の組織の気配を感じ、危機的状況に陥ってしまいます。
このストーリーでは、ベルモットやバーボンがメインとなるので、ジンの登場はやや少なめ。しかし、シェリーを殺害するために、列車ごと爆破させる計画を立てて存在感を出します。また、ウォッカとの会話で、爆破する際に車内にいる仲間はどうでもいいといった風のセリフがあるので、彼の残忍な性格が浮き彫りになります。ほかにも、任務遂行のためなら何でもやるという意思が現れており、ゾッとすることでしょう。この回では、ほかにもバーボンの正体やベルモットの秘密が判明します。
緋色シリーズ(アニメ779-783話・漫画84-85巻・File 891-898)
重要度:
ジョディの友人が襲われた事件をきっかけに、安室透が赤井秀一の死の真相へ迫っていきます。このストーリーでは、安室透と沖矢昴の謎も明かされていくことに。また、後半には黒の組織の上層部についての新情報も出てきます。
このシリーズも、コナンを語るうえでは欠かせません。赤と黒のクラッシュで、殉職したであろう赤井秀一の死の真相がわかるからです。ただし、ジンの登場は名前が出てくる程度。ジンファンにとっては、物足りなく感じるかもしれませんが、さまざまな謎が明かされていくので十分に楽しめることでしょう。また、後半では安室がベルモットの謎を握っていること…黒の組織内にスパイが潜り込んでいること…ジン以上の大物RUM(ラム)が、今後登場することなどが判明します。
霊魂探偵殺害事件(アニメ863-864話・漫画90巻・File 951-953)
重要度:
毛利小五郎の元に、霊魂探偵の堀田凱人と共演するテレビの依頼が入る。堀田は、迷宮入りした17年前の事件、羽田浩司の霊魂を呼び出して解決するという。依頼を受けた小五郎とコナンは、打ち合わせ場所へ向かうが、すでに堀田は殺害されていて…
ジンの登場はやや少なめですが、毛利小五郎を再び暗殺するのか?!と不安にさせる回です。今回の事件は、ラムと関わりある一件でしたが、ジンは関心がない様子で毛利小五郎の方が気になる…といった発言をしています。再び、ジンは小五郎の暗殺計画を企てるのか?この回ではわからないので、今後注目していきたいところです。ちなみに、この回でもジンの名言が生まれているのでぜひチェックしておきましょう。
工藤優作の推理ショー(アニメ未放送・漫画99-100巻・File 1058-1060)
重要度:
テレビ番組にて、謎を解き明かすと言った工藤優作。しかし、撮影前にお腹をこわし寝込んでしまいます。ピンチを乗り越えるためには、有希子が優作に変装しコナンが変声機で打ち合わせするというものでした。上手くいくと思った作戦でしたが、有希子も寝込んでしまって…!?
工藤夫妻とFBIがタッグを組んで、黒の組織の目を誤魔化そうとする回です。登場するメンバーは、かなり豪華!工藤夫妻をはじめ、FBI、黒の組織、怪盗キッドなど。ジンの登場は少なめですが、黒の組織との対決が始まりそうな雰囲気なので、ぜひこの回もチェックしておきたいところです。また、工藤優作に変装している人がこの人!?と思うような展開なので見所があります。
FBI連続殺害事件(アニメ未放送・漫画100巻・File1061-1066)
重要度:
FBIのメンバーが、突き落とされるという衝撃シーンから始まります。彼らは、黒の組織の手によって殺害されており、コナンたちもその様子を目撃。殺害されたFBIメンバーのスマホを発見し、工藤邸にいるFBIと合流して黒の組織と交戦する準備をします。しかし、黒の組織も一筋縄では行かず、キャメルが窮地に陥ります。
ついに、黒の組織と対決する重要回です。展開は、組織のナンバー2であるラムの指示によって、コナンと赤井秀一の作戦が阻まれリードされていきます。どのシーンも手に汗握るような展開ですが、キャメルが追いつめられるシーンは緊迫しており、ジンの鋭い観察力にハラハラさせられることでしょう。また、ジンがラムの存在を知っている描写もあり、彼がいかに組織にとって重要人物なのかが垣間見れます。ちなみにこの回では、長年謎だったラムの正体も明かされ、まさかこの人が?!な衝撃を受けることでしょう。